大阪市下水道科学館

イベントレポートEVENT

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公開:2023.10.02 07:57 | 更新: 2023.10.06 07:54

みずから考える上映会 映画『できる - セ・ポシブル』—イベントレポート

ポスター画像ポスター画像

(開催日:2023年9月25日)

 SDGsや水環境、自然環境の課題をテーマにした映画をお届けしている自ら考える上映会。9月は映画『できる- セ・ポシブル』(2019年 フランス)を上映しました。

日本でのエコロジカルな取り組みを知りました

エコロジーに熱心な若いフランス人カップルが、2011年の東日本大震災以来これまでのライフスタイルを見直し、よりエコロジカルで持続可能な暮らし方に移行した日本人が多いことにに注目。
8か月の間日本を旅し、エコロジカルな活動を行う場所や活動家たちを紹介するロードムービーでした。

<映画中で紹介された場所・人>
・屋久島で自然と調和したライフスタイルを実践している人々
・神奈川で地域通貨や自然エネルギーに取り組む人々
・東京のど真ん中でのパーマカルチャーへの挑戦
・徳島県上勝町でごみのない社会への転換に取り組む施設
などなど。

2人は15か所もの場所を巡り、持続可能な未来のためのヒントを発見していきました。

上映会の参加者さまもおっしゃっていましたが、特に印象的だったのは映画の中で持続可能なくらしに取り組む人々が、とても生き生きとした表情で楽しみながら実践していることでした。

登場人物のコメントでは
「すべての人間が地球が大事な家だと思って、みんなが変えようと思ったら変えられる」
「1人1人が変われば社会は変わる」
など、タイトルの通り『できる』という信念を感じる言葉が多かったです。

それも押しつけがましくないポジティブさで、やらなければいけないというよりも自らの意思で行動していることが伝わり、とても楽しまれていました。
世の中にはさまざまな課題がありますが、確かに一人ひとりの意識で少しずつでも解決に近づけるという気持ちになれるような映画でした。

常連さんも初めての方も一緒に

今回も上映後、みなさんと感想を共有しました。他の方のお話を聞いて、共感したり自分とは違う視点で映画を見直したりしています。感想を一部ご紹介します。

* * *
・日本での取り組みということで身近に感じることができた。
・資源ごみを分別したり、雨水をためて使用したりと自分でできる範囲で自分なりにやっているが、映画に出てきたほどはできていないなと感じた。勉強になった。
・無農薬で野菜を栽培したり、知らないところで行われていることが、自然や人々のためになっていると感じた。
・自分ができることから取り組みたいと思った。

 * * *

他の方の感想を聞くと新たな発見があります

すでにできることから実践されている方も、これからしたいと思われた方も素晴らしいと感じました。


この上映会で一緒に映画を見て感想を共有したことが、みなさんにとって水環境や自然環境の課題を知り、考え、行動する第一歩になれば幸いです。