公開:2022.11.14 03:27 | 更新: 2023.09.28 09:51
(開催日:22年11月13日)
トークイベント「災害時のトイレでたいせつなこと」を開催しました。
9月の下水道の日2022年の目玉イベントとして計画していましたが、台風の接近で延期になっていました。
満を持してようやく11月に開催になったこのトークイベント。
下水道の日からも時間がたってしまいましたが、多くのみなさまが災害、防災について関心が高く、雨の中ご参加くださいました。
トークイベントが始まりますと、今回の講師『チームトイレの自由』の長谷川高士さん・裕加里さんご夫妻の自己紹介。普段は2拠点で別々に水道屋さん、児童福祉施設機関職員 兼 予備自衛官としてそれぞれご活躍されているということでした。カッコイイ!
まずは
質問形式でどんどん進んでいくレクチャー。
前に座ってくれていた子たちも、自分だったら?と真剣に考えて知ってることを答えてくれていました。どうもありがとう!
災害時にすぐ困ることになるトイレのこと。普段は考えないけど、災害時すぐに困ってしまいます。
だったらガマンすればいい?
いいえ、大切なこと①は、ガマンせず、飲んで食べて、出す出す出す。うんちやおしっこは出ることで体を守っている、と教えてもらいました。生きていてのトイレの悩み。体を大切に、出して守ろう。
これは、裕加里さんからもあとでレクチャーが。
災害時にトイレが使えないから水分を控えてトイレをガマンをすると、病気になり、死んでしまうこともあるそう。
じゃあトイレどうしたらいいの?
ここで大切なこと②。吸わせきる 託すトイレを思い出す。
それってどういうこと?ここからは実験タイム!
何が水分を吸うか、水分を吸うもの何種類かを5~6人のチームに分かれて囲みます。ゴミ袋の角をもってボウルにかけて、水をゴミ袋の中に入れます。
さて、どのチームのどの素材が少ない量ですばやく水分を吸わせられたでしょう⁉
吸わせきった!というチームから手を挙げてもらい、気づいたことを話してもらいました。
でも、いつも通りじゃないし、どこでトイレしたらいいの…?など不安はつきません。
だから、より普段と同じトイレの環境を使って、においがもれないなどの工夫をお伝えいただき、商品として売られている災害用トイレも試してみました。
最後に、吸わせきるはわかるけど、託すって?捨てるでいいんじゃないの?という点について長谷川さんからメッセージがありました。
質疑応答もとても活発に行われ、会終了後も長谷川さんご夫妻への質問はなかなか絶えませんでした。
みなさん普段から不安に思っていたり、かつての震災や断水をご経験されていたのかもしれません。
長谷川さんがおっしゃっていたように、災害が起こらないでその機会がないことが一番ではありますが、なかなか思いつきづらい災害時のトイレのハナシ。今回のトークイベントがもし万が一起こってしまった際の災害時に思い出してもらえればと願っています。
ご講演くださった長谷川高士さん、長谷川裕加里さん、また積極的にご参加くださった参加者のみなさま、どうもありがとうございました。