公開:2022.11.20 04:54 | 更新: 2023.09.28 09:52
(開催日:22年11月19日)
みずから考える上映会『ザ・トゥルー・コスト』を開催しました。
先月から開催し、またこの日は関西文化の日でもあったことから、多くの方にご来館いただくきっかけになったのではないかと思っています。
みずから考える上映会は、水環境や自然環境に関するSDGsや社会課題をテーマにした映画の上映会。みんなで映画を見て、私たちの生活と自然環境とのかかわりや課題を知り、何ができるのか考えるきっかけにするイベントです。
服飾業界の裏側に焦点を当てたドキュメンタリーですが、皮革製品の工場排水についての場面もあり、処理されていない排水の流域の住民の多様な健康被害の様子も映し出されていました。
映画の上映なので、写真は少な目ですが、感想共有タイムやアンケートでみなさまから教えていただいたことを共有いたします。
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・1つ1つの消費を、もっと丁寧にしたい。
・自らの消費の仕方について改めて考えさせられた。
・価値とは何か考えていきたい。
・1枚の服には作り手、材料生産者、水などの環境と多くの関わりがあると感じた。
・(今回の映画を見て消費と労働、環境問題のかかわりについて)知れてよかったです。この映画を何回も見て咀嚼したい。
・消費のトレーサビリティーが重要だ。
・衝撃だった。安いからと言って服や商品を買いがちだったが、少し高くてもその先につくる人がいることを考えてものを買いたいと思った。
・規模の大きな問題。ファストファッションを買うことはあり、何気ない日常だが、何も考えない事こそが問題を生んでいる思う。
・SDGsについて仕事でも取り組んでいきたいと思っていたところだった。
・根深い問題と感じる。資本主義を選んだ国が問題をうんでいるし、途上国とフェアな関係が築けていない。フェアトレード商品を買おうと思うものの、あまり売っていなかったりする。メディアにも取り上げられないのでみんな知らない。
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などなど、切り口が多様な本作品で多くの感想を伺うことができました。
私たちが使う商品やサービスは、それを買う顧客あって成立しています。環境問題、労働問題は遠くの途上国の貧しい人たちのことと切り離さず、私たちの使う商品、サービスがどうやってくるのかを考える会となりました。
次回は11月29日(火)に開催予定です。事前申し込み制ですので是非ご参加ください。