公開:2022.12.13 10:59 | 更新: 2023.09.28 09:59
(開催日:22年12月10日)
「<水のおもしろ実験スペシャル>【水道記念館×下水道科学館】やってみよう!水の『ろ過』実験」を開催しました。
イベント開催時に毎回記入をお願いしているアンケートでも常にご要望の多かった「水のろ過実験」。
ついに水道記念館さんのご協力のもと、水もおもしろ実験スペシャルとして開催がかないました!!
大阪市のみんなに水を届ける浄水と、みんなが使った後の下水のタッグです。
水道記念館・藤田さんからのレクチャーと実験が始まりました。
大阪市の浄水場は柴島浄水場、庭窪浄水場、豊野浄水場の3か所で大阪市のみんなにきれいな水が届いているそう。
みんなが使った後の水のゆくえについても合わせて紹介がありました。
続いてご存知☆じょうすいジョーの動画で浄水の仕組みについて詳しくお勉強。ロックンローラーのジョーとその仲間たちの役割で、どんな仕組みで大阪市のみんなの水がキレイになって届けられるのか、よくわかりました。かっこいいジョーとその仲間たちでした。
あいうえウォーター♪らりるれろ過♪
つい口ずさんじゃう歌で浄水の仕組みがわかっちゃったね。
動画を見た後は待ってました!ろ過実験です。ジョーとその仲間たちの役割を教えてもらっていたおかげで、実験のそれぞれの作業はどんな意味があるのか、理解しやすかったね。
まずは上部を切ったペットボトル2つをそれぞれ砂を入れていきました。
そこに淀川から汲んできた水が登場!
淀川から汲んできた水、濁っているね。においはどうかな?う~ん。と顔をしかめるみんなでした。
その中に、淀川から汲んできた水を砂を入れたペットボトルの装置に通します。
2回通すとビックリ!随分透明になっています。
でもまたにおいを嗅ぐと…?う~ん。
でもこんどはじょうすいジョーの動画にも出てきた、粒状活性炭ちゃんの装置に食紅で色を付けたさっきの淀川の水を通します。
粒状活性炭、さてどんな役割だったかな?
砂でろ過した水を今度は粒状活性炭に通して実験!
ん!だいぶにおいがなくなってる!!それに、色を付けたはずなのに、透明!!すごい!!
最後に質問コーナー。
質問1「ばい菌は取れる?」
→藤田さん「すでにオゾンでキレイになった水をろ過するから、この装置に通す前にばい菌はキレイになっているよ。」
質問2「おしっこもキレイになる?」
→藤田さん「たぶんなるよ。」そう、これは下水道の役割だったね!下水道では微生物たちが頑張ってキレイにしてくれるよ。
質問3「コーラやオレンジジュースはキレイになる?」
→藤田さん「前に麦茶で実験してみたけど、透明でにおいもなくなっていたので味もしなくなっていると思う。でも炭酸はろ過するのが難しいんじゃないかな。まだ試していないんだ。」
などなど、質問は尽きませんでした。
みんなが当たり前に使っている「水」。
浄水の仕組みのうち、砂を用いた工程と、炭を用いた工程について実験し、理解を深めたみんなでした。
今回実験にご参加くださいましたみなさん、また水道記念館にも行ってみてくださいね。現在冬季休館中ですが、来年3月にはまた開館されます。じょうすいジョーとその仲間たちの活躍は休館中でもこちらの水道記念館のホームページから学ぶことができます。こちらからご覧ください。
また、毎月1回開催している水のおもしろ実験ですが、次回は来年2023年1月28日(土)に開催する「謎の物質『ウーブレック』を調査せよ!~科学者は何をする人なの?~」です。事前予約制です。科学者になりたい子、集まれ~!
お待ちしています。