公開:2023.01.23 12:02 | 更新: 2023.09.28 10:22
(開催日:23年1月21日)
みずから考える上映会は、水環境や自然環境に関するSDGsや社会課題をテーマにした映画の上映会。みんなで映画を見て、私たちの生活と自然環境とのかかわりや課題を知り、何ができるのか考えるきっかけにするイベントです。
今回は、みんな必ず関係する食をテーマにした映画『もったいないキッチン』。
映画内の情報によれば、仏教思想に由来し無駄をなくす、命を頂くことに対する畏敬の念を表す言葉として「もったいない」という言葉がテーマに用いられていました。
そんな中、日本の食品ロスは毎年643万トンで、ひと家庭あたり6万円、国民ひとりだと毎日当たりおにぎり一個分を捨てている計算になるそう。
その現実と、日本各地を巡りながらインタビューをしたり、廃棄食材から料理を作っていったりした事例が10以上も紹介されていました。大阪の街も出て来ていました。
この映画を見たあと、感想共有の時間での参加者の方の感想をご紹介致します。
…………
・(毎月この上映会に参加してるが)今までで一番楽しめた。アートやダンス、音楽など楽しむことが人に広がるやり方だと感じた。
・見たい映画だった。価値観をリセットする機会というのが大事だと感じた。
・パーティーというやり方はうまくすれば食糧自給率との向上にもつながるのではないか。小麦粉の代わりに米粉を使うというアイデアも最近耳にした。日本が自給自足を実現することで、結果(輸送のエネルギーなど考えると)環境汚染を防止できると思う。
・食物(動物、植物、微生物)は命あるものであることを忘れがち。大切にしなくてはいけないと思った。
・難しいことはわからないが、自分のうちでできることをしてみたい。
・フードロスの問題に対して、いろんなアプローチがあるなと思った。
・難易度が高い事例も挙げられており、その事例はとてもできないと思う。
・システム全体でも個人それぞれの意識を変えていかないといけないと思った。フードロスの一方、遠くない未来に食糧危機問題も報じられており、問題としてはかなり複雑だと思う。
・食に関わる仕事をしており、感銘を受けた。
…………
最近耳にすることも多いフードロスの問題について、映画を通じて知り、考える機会となりました。
みずから考える上映会『もったいないキッチン』は次回は1月31日(火)です。1月27日(金)17:00までにお申し込みください。