公開:2023.02.20 02:21 | 更新: 2023.09.28 10:39
開催日:23年2月19日
水の不思議を体験する「やってみよう!水のおもしろ実験」。
今月は「水中エレベーター『浮沈子』をつくろう」を開催しました。
開館直後から、たくさんの人が並んでくださり、おかげさまで午前も午後も満席となりました。
浮沈子ってそんなに人気だったんだと思い、「浮沈子知ってる人〜?」と聞いてみたところ、誰も知りませんでした。
知らないからこそ、不思議で気になってきてくれたんだね。
みんなの知らないことを伝えられてうれしいです!
浮沈子は、水を満タンに入れたペットボトルに浮くものを入れて、外から力を加えたり弱めたりすると、中のものが沈んだり浮いたりするおもちゃです。
今回はボトルに近未来の海をイメージさせる背景をつけるので、中に入れるものは魚形のしょうゆさしを使いました。
密閉したボトルに入った水は、外から力を加えるとボトルの中の全部の方向に力が働いて、中にある魚の中にも押し出された水が入ります。
すると、入った水の分だけ中の魚が重くなって沈みます。
その浮沈子の仕組みをつくっているのが「パスカルの原理」「アルキメデスの原理」です。
今日は言葉は覚えなくても大丈夫。
不思議な気持ちと、なんで浮いたり沈んだりするのかな?
と感じることが大切です。
レクチャーが終わってさっそく作りはじめます。みんなには好きな色を塗って、オリジナルの魚にしてもらいました。
ボトルにも絵を描いたよ。
魚ができたら、ボトルに入れる前にコップの中でお水の量を調整。
いい浮き加減になったらボトルに入れます。
パスカルの原理をうまく使うには、ペットボトルの中をいっぱいまでお水で満たすことがポイント。
フタをしてボトルをぎゅっと押してみると…不思議!浮いてた魚がスーっと下りてきました。
手を離すとゆっくり上がります。
この様子を見て、わ〜っと声が上がっていました。
うまくいかなかった子も、魚の中のお水の量を調整しなおしてトライして、できた時はとっても嬉しそうでした。
ちょっと難しいことにチャレンジして、クリアできた時の喜びはひとしおですね。
アンケートを拝見すると、みんなとても楽しんでもらえたようです。
不思議だった、実験をもっとやりたいという声も。
来月のおもしろ実験は3月19日です。
今度はつかめる水や炭酸マグマをつくります。
お楽しみに!