大阪市下水道科学館

イベントレポートEVENT

  • 2022年4月
  • 小学生(高学年)
  • 中学生
  • つくってあそぼう

公開:2023.04.18 04:59 | 更新: 2023.04.22 11:55

自分で描けるんだ!幾何学模様でマンホールふたをデザインしよう―イベントレポート

幾何学マンホールデザインイメージ画像幾何学マンホールデザインイメージ画像

(開催日:2023年4月16日)

当館では”マンホールふた”をデザインするイベントが毎回大人気。

実際のマンホールふたは絵柄デザインが人気ですが、来館者さまから「模様でできたベーシックなマンホールふたもかっこいい」という声をちらほら聞きます。

そこで、自分で幾何学模様(きかがくもよう)のマンホールふたのデザインを描けたら素敵なのではと思い、このワークショップを開催しました。

図形好き、アート好きなみんなが集合!

冒頭では下水道やマンホールのお話をしました。

みんなが思っていた丸いものは、正しくはマンホールの「ふた」なんですね。マンホールはその下にある、下水道へ降りる縦の管のことを指します。

そんなお話をするとみんなからも「そうなんだ!」という声が。

いつもこの科学館に来て、下水道のことを1つでも知ってもらいたいと思ってお話しているので嬉しい反応です。

ここで、大阪市にあるマンホールふたのデザインをいくつかご紹介しました。

機能性もあるけど、模様がかっこいいという声も

キン肉マンや大阪城などの絵が入ったものもありますが、丸や直線が繰り返し描かれたものも。そんな丸、三角、四角などの規則正しい図形だけで描かれた模様を「幾何学模様(きかがくもよう)」っていいます。

「きかがくもよう」ってなんだろう?

言葉だけ聞くと難しく感じますが、丸に線を引くだけでも幾何学模様は始まります。自分でも描けるということを体験してもらって、みんなの自由な発想でデザインしてもらいました。

描き方例もご用意。難しく見えて、意外と描けるんだ
線を引いていくだけで模様になるから不思議
幾何学模様できたね!
定規の構え方がかっこいい

中には「将来設計士になりたい」というお子さんも参加してくれました。図形を描くのが本当に好きなようで、どんどんイメージを広げて描いていて、ぜひ夢を実現させてほしいなぁと思いました。

実際のマンホールふたみたいに、周囲に穴をあけてつくってくれたお子さんもいました。すごい観察力です。

マンホールふたっぽい!
ミニマンホールふたできた
自分だけの模様できた!

保護者の方も一緒にチャレンジされた親子も何組かいらっしゃいました。

かわいいペンギン柄。お子さんはお父さまの器用さを受け継いでいますね!
複雑な模様にチャレンジしてくれたお母さま
色の組み合わせにこだわった作品
黒を効かせてモダンアートみたいで素敵
みんなでたくさんつくったね

お兄さんが時間いっぱいまでこだわってつくってくれたご家族がいらっしゃり、お父さまと色やデザインをどうするか、お話している様子がとても楽しそうでした。

出来上がった作品はなんと・・・当館のロゴマークが入ったデザイン!スタッフ一同うれしいです。

こんなマンホールふたがあったらいいな!

家でもやりたい、という声も。図形を描く楽しさを感じてもらえたみたいです。

コンパスは小学3年生で習うとのことで今回は4年生以上を対象としましたが、3年生以下のお子さまからもやりたい、という声が多かったです。

定規だけでも素敵な作品ができるので、次回はもっと小さなお子さまも参加できる回をつくりますね。