公開:2023.07.23 06:12 | 更新: 2023.07.24 01:43
(開催日:2023年7月16日、22日)
顕微鏡というと、凄く精密で浪漫のある代物に感じます。そんな顕微鏡を今回は、なんと身近にあるペットボトルで作りました。上手く作ることができれば、なんと100~200倍の大きさに見えるんです。
初めてご来館の方も多く、作業を始める前に、下水道について少しお話させていただきました。
さて、いよいよ顕微鏡作りです。質問してみると、顕微鏡を知っている人、見たことがある人、初めて見る人と様々でした。中には「プレパラート」という言葉まで答えてくれたお子さんも。
ペットボトルのキャップに穴を開けていて、その穴にレンズとなる直径2mmほどのガラス玉を設置します。とても少ない材料で作るので、上手くいくかドキドキです!設置が終わったら、ペットボトルをカットしていきます。
カットしたペットボトルで手を切らないように、淵にビニールテープを巻いて補強します。次に、先ほど切ったペットボトルの残りを使って、細胞や繊維を見るためのプレパラートを作っていきます。
プレパラートが作れたら、ペットボトルにテープを貼ってその上にプレパラートを置きます。
ここまで準備が整ったらいよいよ覗いてみよう!まずは野菜から。
どんなものが見えるのかドキドキです。
こちらで用意した素材は、「玉ねぎ」「ジャガイモ」「塩」「ティッシュ」。想像以上にみんなが上手く見えていて、驚きです。
スマホのレンズを目の代わりにして穴に当てると、綺麗に写真が取れました。鮮明に見えたものをスクリーンに映して、その場でみんなに共有しました。
こちらのレポートでも、綺麗に見えたものの一例をご紹介します!
子どもたちに聞いたアンケートでは、驚きや発見の声がいっぱい。「顕微鏡を作って色々な物を見れて楽しかった」「難しかった」「ミクロの世界って面白い」「ペットボトルだけであんなに小さなものが見えるなんて感動しました。理科の授業が大好きなので、また絶対行きたいです」などなど、イベントを通して学びがあったようで、とても嬉しく思いました。
作ったペットボトル顕微鏡は持ち帰ってもらってOK!自由研究にもおすすめです。ぜひ活用してみてね!
当館では下水道のことはもちろん、生活で使用する水のことや、水環境・自然環境に関わることをテーマにしたさまざまなワークショップを開催しています。
楽しく学べるプログラムも充実しておりますので、ぜひ参加してみてください。ご来館お待ちしております。