公開:2023.07.29 08:06 | 更新: 2023.08.10 09:26
(開催日:2023年7月17日、7月25日)
毎月開催している「みずから考える上映会」を、夏休み特別企画としてお子様対象に開催しました。この上映会では、SDGsや水、自然環境についての課題をテーマとした映画を上映しています。
今回の上映作品は『プラスチックの海』。
予約制ではなく先着順としましたが、朝から上映会に参加しに来てくれたお子さんもいました。
最初にSDGsとは何か、というお話から入りましたが、「言葉は知っている」、「環境にいいこと?」「持続するなんとか・・」など、みんな少しはご存知の様子。すっかり浸透しているようですね。
SDGsは環境問題のイメージが強いですが、他にも貧困、教育、ジェンダーなど、様々な世の中の課題について考えられていることをお伝えしました。
今回はその中でもプラスチックによる海洋環境問題についてのお話。
海に漂うプラスチックは自然に還らないためどんどんと量を増していき、このままいくと2050年には、プラスチックの量が魚の総量を超えると言われています。また、一見きれいに見える海でも、多くのマイクロプラスチックがあることが問題になっています。
今回は海ではそのプラスチックによっていったいどんなことが起こっているのか、映画を通じて知っていただきました。
きれいな海の映像や、カニがプラスチックを食べてしまったり死んだ鳥のおなかから大量のプラスチックが出てきたシーンなど、お子さんたちは真剣に見ていて、それぞれに感じたことがあった様子でした。
映画を見終わって、「これからこうしたい」「こういう世の中になってほしい」という気持ちになった人に『わたしのSDGs宣言』を書いてもらいました。一部をご紹介します。
\わたしたちのSDGs宣言/
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・つかわないものは買わない
・明日から海に行ったらゴミひろいをしていこうと思う。
・SDGsは知ってるけど、大切なものだともっと分かった。
・将来3RやSDGsに貢献したいと思った。
・家で使ったものでまた工作などいろいろ工夫しようと思う
・しっかりゴミをゴミ箱に捨てて、リサイクルできるものはリサイクルをする。
・環境問題に詳しくなれた。もっと取り組もうと思う。
・これからゴミを出さないように日々考えて行動する。
・プラスチックに代わる材料を見つけることが大切
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遠い世界の話ではなく、身近なこととして捉えてくれたようです。
中には「人間は自分の家に虫が1匹入ったら嫌がるのに、他の生物の家にはゴミを入れるなんて」と、いうところまで視野を広げた意見も。
どれも素晴らしかったので、8月上旬から末頃まで、6階サンルームにてみなさんのSDGs宣言を掲示予定です。またこのページでご報告します。
これからの社会をつくっていくお子様たちが、この上映会をきっかけに課題を知り、より良い未来に向かって考えるきっかけになればと思います。
<2023年8月10日追記>
8月10日(木)に6階サンルームにて、参加者のみなさんから集まった『わたしのSDGs宣言』を掲示しました。8月31日(木)まで展示しておりますので、これからの地球について考えた、お子様たちの宣言をぜひご覧ください。