公開:2023.08.18 05:48 | 更新: 2023.08.19 02:06
(開催日:2023年7月15日・8月12日)
今回は大人気イベント、ミニアクアリウムづくりを開催しました。このイベントを体験する為に、朝からたくさんの方がご来館くださいました。ありがとうございました。
水に住む生き物を小さなビンに集めて、水の世界を作っていきます!
イベント開催前に、下水道や海の環境問題について少しお話をさせていただき、水環境について知ってもらいました。
さて、制作のスタートです!皆さんは、吸水ポリマーという材料をご存じでしょうか?身近なものですと、紙おむつに使用されています。紙おむつでは、吸水性に優れる材料が求められますが、そこで大活躍しているのが吸水ポリマーです。下水道科学館としては、災害時にトイレが流せなくなった時に活用できることをお伝えしています。今回のミニアクアリウムづくりでは、吸水ポリマーの性質を利用して、水をジェル状にし、ゆったりとした水の世界を演出しました。
まずは小さなボトルに好きなアイテムを入れます。
一度には入れず、少しずつジェルを挟みながらつくっていきます。
テーブルの上にたくさん並んだアイテムを見て、既にみんなワクワクしていました。
その中で、実際に海にあったものは?と質問しました。
正解は、「貝殻」「星の砂」「ビーチグラス」。
星の砂は昔生きていた、とお話しするとみんなびっくりしていました。
次に海藻をイメージしたオブジェを入れます。カラフルな海藻に目を輝かせるみんな。
こちらは使いたいものをそれぞれ選んでもらいました。
他の人と希望が一緒になった子も、じゃんけんして決めて譲り合ってくれました。
オブジェやラメを入れて、自分だけの小さなアクアリウムが着実に形になっていきました。
制作中は、皆さんとても真剣で、口数が少なくなっていました。
オブジェの配置が終わると、吸水ポリマーを少量溶かした水を入れていきます。
皆さん、とても綺麗で魅力的なアクアリウムが完成しました!
同じ素材を使っていても、それぞれ個性のあるアクアリウムはとても綺麗でした。
「ジンベイザメが目立って可愛かった」「アクアリウムが綺麗で、とても上手にできて良かった」「ピンセットを使うのがはじめてだからドキドキした」「入れる順番とかどんなふうに入れたら綺麗になるか考えれたから勉強になった」「こんな作品になるなんてびっくり」「吸水ポリマーや星の砂のことが知れて良かった」などなど、沢山の声をいただきました。
今回のイベントにご参加くださり、ありがとうございました。作品はどれも綺麗で素晴らしいものでした。
大阪市下水道科学館では、制作イベントの他にも実験やプロに学ぶお仕事講座などの幅広いプログラムを開催しております。楽しく水環境について学べる施設となっておりますので、ぜひお越しください。