大阪市下水道科学館

イベントレポートEVENT

  • 2023年9月
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  • つくってあそぼう

公開:2023.09.26 08:57 | 更新: 2023.09.29 01:57

ボトルに小さな海をつくろう―イベントレポート

イメージ画像イメージ画像

(開催日:9月18日・9月23日)

 ボトルの中に海にまつわるアイテムを入れて、揺らして楽しむオブジェ作り「ボトルに小さな海をつくろう」を開催しました。

水と油は混ざらないことを利用した作品で、その性質を見て触れて体験してもらいました。揺らすと境目がまるで波のように見えます。見た目もきれいな作品がたくさんできました。

水の循環のお話から

まずは、水環境や下水道についてのお話をさせていただきました。今回は水と油の性質を利用したワークショップなので、油を下水道に流すとどうなるか、などスライドを使ってお話しました。下水道管が油で詰まっている写真を見ながら私たちの生活と結びついている身近なことだと感じていただけたら良いなと思います。そのあと、海のプラスチックごみ問題についてもお話し、子どもたちも関心を持ったように聞いてくれました。

少しでも知識や学びを持ち帰ってもらえたらと思います
子どもたちの知識に驚かされます

いよいよ制作のスタートです!小さなボトルに貝や星の砂など、海で生きていたものを入れていきます。

ただの材料じゃなくて、生き物だと知ってから触れると、少し意識が変わりますね。

貝殻と星の砂を入れている様子
丁寧に入れていきます
何を入れようか、楽しみながら考え中
こぼさないように集中しています!

お好みでラメなどの素材を入れたら、ブルーの水かエメラルドグリーンの水、どちらか一つをボトルの半分くらいまでそそぎます。ここで子どもたちに、どちらの色の水を入れたいかを聞きました。すると見事に半々くらいに分かれていました。

兄弟仲良く制作中
上手に水を入れていますね
綺麗にできるかな?

水を入れたら、主役の登場です!

ジンベエザメを投入!

みんなに何ていう生き物か知っているか聞くと、一斉に「ジンベエザメ」と答えてくれました。いつもお子さんたちに人気です。

こちらのジンベエザメには少し仕掛けが。そのままだと裏返ったり沈んでしまってかわいそうなので、背中に浮き輪をつけています。どうやったら浮いてくれるかなとスタッフが試行錯誤して作りました。

いよいよ最後の仕上げです。

油は分量の加減が難しいためスタッフが注ぎ込みます。グループごとに前に来てもらって、油を入れて、ふたをしてテープでとめます。水に油が入っていく様を時には歓声を上げながら、不思議そうに見てくれました。

油を入れる瞬間
油注入
最後はふたをして、ビニールテープを巻きます

完成!色んなボトルができました。

自然の光でも美しい
エメラルドグリーンもブルーもどちらも綺麗
スマホの光をかざしてもとても綺麗

普通に見てもらってもきれいですが、ボトルを日光に照らしたり、スマホの光でかざすともっときれいに見えます。子どもたちからも「わぁ~きれい」「すごい!」という声が聞こえてきました。

また、アンケート結果からも「たのしかった。また来たいです。きれいにできたよ!」

「たのしかった。ジンベエザメがかわいかった」「ブルーとエメラルドグリーンでめっちゃ悩んだけど、楽しかった。ライトにあてた時、とてもきれいで感動した。」

などなど、嬉しいお声を頂戴できました。

そして今回はお子さんからは「作る前に下水道や海のことなども知れて良かったです。」

「海の動物たちの気持ちがすごく分かりました。これからもゴミを捨てないようにしたい。」

保護者の方からは、「下水の流れを子どもたちに理解できる様に説明してくださったので良かった。」

などの感想をたくさんいただきました。みなさん学ぶ意欲が高いことに感動しました。何か得るものがあったなら嬉しいです。

美しい
どれも素晴らしい作品です!
とても素敵な作品に仕上がりましたね
可愛らしい作品が完成しましたね
おうちでも楽しんでね
みんなボトルの中身が違って素敵です
どちらの作品も良い色合いです
綺麗な作品ができました!
3人仲良くおうちでも鑑賞してね
作品もポーズも最高です

ボトルを飾って楽しんでいただくことはもちろん、眺めながら、海は人間だけのものではなくて、たくさんの生き物が住んでいることを思い出してもらえたらいいなと思います。