公開:2023.10.15 06:00 | 更新: 2023.11.20 09:10
(開催期間:2023年9月2日~9月30日)
大阪市下水道科学館では9月10日の「下水道の日」にあわせ、JICA関西と一緒に世界の下水道に注目したさまざまな企画を実施しました。
第1弾として7月からX(旧twitter)上で実施した『JICA海外協力隊員とあつめる!世界のマンホールフォト』では、JICA海外協力隊員のみなさんのご協力により、たくさんのマンホールふたの写真が集まりました。(レポートはこちら)
そこで第2弾では、お送りいただいた写真と各国の特色や下水道事情などを掲載したパネルをJICA関西と制作。9月の約1か月間、館内でパネル展を実施しました。
今回のコラボ企画については新聞社やFMなどのメディアでも取り上げていただき、期間中、幅広い年代のたくさんの方にご覧いただくことができました。
会場内は14か国のマンホールのふたの写真をずらりと並べ、合わせてそれぞれのマンホールフォトを送ってくださったJICA海外協力隊の方々の活動についてもご紹介。盛りだくさんの内容となりました。
ご来場者の多くは各国のパネルを鑑賞したり、世界地図でその位置を確認したり、JICA海外協力隊員のパンフレットを手に取ったりと、ゆっくり時間をかけてご覧になっていました。
アンケートからも、「たくさんのことを学ぶことができた」というお声が多かったです。
他にも「下水道がないと大変なんだ」「マンホールを入口にして、海外で活躍する人たちの現場を知ることができて面白かった」「日本のような下水技術は素晴らしい」などのご感想もありました。
合わせて実施した『オリジナル!世界のマンホールカードをつくろう』も大人気。
今回展示したマンホールフォトのうち、5か国のオリジナルマンホールカードを制作しました。片面は国旗、もう片面は国名と各国の情報があり、マンホール部分は自分で描けるようになっています。
ご希望の方は受付でつくりたい国のカードを受け取り、会場でスケッチして仕上げていただきました。
おひとり様1日1枚としましたが、連日たくさんの方に参加いただき、のべ1,837名に体験していただくことができました。
参加したお子さんがマンホールふたのデザインの由来などを話題にしていることもあり、よく観察してスケッチしたことでその国自体に興味を持っていただいた様子でした。
JICA関西とのコラボにより生まれた今回の企画では、日ごろ目にすることがない世界のマンホールふたを見ることができ、各国の下水道事情を知ることができる有意義なものとなりました。
この企画展から、普段当たり前のように使われている日本のマンホールや下水道についても、改めて考えていただく機会になれば幸いです。